NAOKO TSUJI

meets

TOKYO FASHION CRUISE

スタイリスト辻直⼦さんが提案する
⼤⼈のためのスタイリング考察

好きな洋服は変わらずとも、年齢を重ねるにつれ、ちょっとしたズレを感じることはありませんか?
そんなステップアップを踏むみなさんのために、スタイリスト辻 直子さんが“大人の女性にもフィットするSNIDEL”を提案する連載企画。
TOKYOを代表するスポットと共に、全8回にわたって“辻さんならでは”のお洒落のヒントをお届けします。

4th spot

yurakucho

杢っぽいニットタンクや
がさっとした素材のセットアップとか
ワントーンは表面感のあるアイテムを
組み合わせて表情をつけてみる。

コーディネート

今回、軸になるアイテムは…

MAIN PIECE

リブニットタンク

コーディネート SNIDELのこういう色合いが好き ちょっとした感じなんだけど このあしらいがすごく優秀

けっこう好きです、このリブニットシリーズ。
リブ感が程よい太さでいいし、すごく使い回しがきくと思う。
リブって気をつけないと。ちょっとちがうと太ってみえちゃうから、
もうちょっと温かくなったら1枚でも。
すごく優秀だなと思ったのが、
お値段は手頃なはずなのに、
バックスタイルの“あった方がいいあしらい”があるところ。
シンプルなトップスだから、このあしらいがなくてもきっと売れるのに。
ちょっとした感じなんだけど、
こういうあしらいがあるシンプルなものって魅力的。

あと、この色、すごく可愛いなと思って。
肌なじみのいいコーラルオレンジとか、
SNIDELってこういう絶妙なカラーが多くて、相性がいいなと思う。
私は好きです。

リブニットタンク、どう大人に着こなす?

COORDINATE

コーディネート

基本色が揃ってるスタイリングが大好きなので、
ニットとワントーンになるセットアップを。
ワントーンって難しそうって言われます、「ぼけちゃう」みたいな。
だから、こういうときは素材感に表面感のあるものを選んでる。
杢っぽい糸のニットだったりとか、
リネン素材のセットアップだったりとか。
同じ色にしても表情がある素材を重ねて、
最後にこういう反対色のバッグを合わせる、みたいな。
実は一番簡単なコーディネートだったりします。

あとは軸になる色を自分が似合う色や得意な色にする。
私はこういうオレンジだったけど、
人によってはもしかするとブラウンかもしれないし、
ピンクかもしれないしブルーかもしれない。
そういう自分に似合う色でワントーンにすると間違いない。

注目すべきアイテムは他にも。

OTHER PIECE

ジャケットのセットアップ

リネン混の素材感が仰々しくならないから
リクルートスーツとかのお堅い感じに見えないし、
遊びのセットアップっていう感じで普段使いがしやすそう。
せっかく買うんだったら、たまには「きれいないろ」にしてみる。
黒とかスタンダードな色だとつまらない。
こういう新鮮だけど肌なじみのいいカラーのものにトライしてみるのいいと思う。
この色合いに一番惹かれました。