今をステキに生きる女性とSNIDEL HOMEがセッション。
今回お迎えしたゲストは、スタイリストの金子 綾さん。
働く女性として、そして母として過ごす、
リアルでハイセンスな日常について語ってくれました。
Live Comfortably
VOL.3金子 綾
「無理せず、気持ちよく楽しく。
どんな時も笑ってすごせたら」
モーニングルーティンは?
「ビタミンCとコーヒーで目を覚ます」
寝起きにまず「Lypo-C」というビタミン剤をびゅっと摂取。4年前くらいから続けているのですが、なんとなく調子がいい気がしていて(笑)。頭がスッキリする感覚はありますね。その後はひたすらコーヒーです。「Lypo-C」とコーヒーで徐々に目を覚ましていく感じ。朝イチに白湯を飲む……のようなシャレたことはしていないです(笑)。
自宅での“至福タイム”はいつですか?
「娘が学校に行った後の2時間ほど」
朝、娘が出かけて行って、自分の仕事が始まるまでの時間、特に急いですべきことがない日は最高! ぼーっとテレビを見たり、溜まっているビデオを観たり。“何もしない時間”って贅沢です、本当に。あとは、一日の終わりにハイボールを飲んで脳をとろけさせていく感覚も好き(笑)。お酒はリセット要因です。そうしないと、ずっと考え続けてしまうので。
おうちでは何を着ていますか?
「寝る前にパジャマに着替えます」
朝はパジャマのままゴハンもメイクも済ませるし、寝る時も服からそのままパジャマ。“部屋着”という概念がないんですよね。ただ、パジャマは大好きで、長袖の襟付きパジャマを7着くらい持っています。よく買うブランドは「スリーピージョーンズ」と「テネリータ」。少し高いお買い物ではあるけど、毎日着るものだからいいかなって。パジャマと下着ってその人の印象に直結するらしいですよ?(笑) 下着ではハンロのカップ付きキャミがお気に入り。
娘さんは何を着ている?
「フレンチ可愛いパジャマです♡」
着替えるタイミングは私と一緒。寝る時はプチバトーのパジャマです。自分自身はシンプルなデザインが好きですが、娘には花柄とか、淡いピンクとか、フレンチテイストの服を着せたくなるんですよね。でも私服では全然着てくれないので、せめてパジャマで(笑)。ちなみに娘は毎日一緒に寝ないとダメなタイプで、我が家の就寝時間は22時。力尽きてソファーで寝てくれた時は「ラッキー」って感じです(笑)。
どっぷり疲れた時の対処法は?
「最近のお気に入りはパロサント」
パロサントは、体内の悪いものを浄化して、良いエネルギーを取り込んでくれると言われる香木。帰宅して「カラダが重いな」と感じた時に燃しています。でも、最近はもう大人だし(笑)、無理もしないので、そんなに疲れることはなくなったかな。どちらかと言うと人見知りということもあり、人との距離感は大切にしていますね。
忙しい毎日の中で続けている美容法は?
「朝晩のパック」
朝起きたら、顔を洗わずにいきなりパック。夜はお風呂を出た瞬間に貼って、髪を乾かしてからスキンケア。パックは、“30枚入り”のようなリーズナブルなものを惜しみなく使う派です。高機能なパックは気分を上げたい特別な日に。トレーニングもしていますが、これは基本的な筋力をキープするためで美容目的ではないんです。普段、自分がほとんど歩いていないことに危機感を感じて……(笑)。長く楽しく生きて仕事するために、かれこれ4年ほど通っています。
金子さんにとって、
服はどんな存在ですか?
「その日のテンションにすごく密」
服を買う時は、そのひとつひとつに対して「気分が上がるか」「心に良い作用があるか」を見極めます。それは、値段には関係なく。何を着ているかによって気分って大きく変わるから、常に納得したものを着ていたくて。もちろん、朝着ていく服もかなり吟味。きちんと余裕を持ってコーディネートできる時間を確保しています。朝慌てて家を出た時って、そのコーデを愛せないと途中で帰りたくなっちゃうでしょ?(笑)
今回着用された衣装の感想を聞かせてください。
「どれも着ていないほどの着心地の良さ!(笑)」
中でもレギンスのコーデの着心地が格別。とろんとした素材感で、はいてない、着てない?みたいな(笑)。お腹が隠れるレギンスも好きですね。丈が長めなので、裾はソックスに入れてみました。白地にネイビーのパジャマは、ほどよくシャリ感があるのに、さらっとソフトな着心地。汗ばみがちな夏の肌にくっつかなそうな点も高ポイントですよね。
今だからこそ、
女性として心がけていることは?
「いつも通りの生活をする」
朝はちゃんと起きて、メイクをして、着替える。特に用事がない日でも、気持ちがダラけないようにいつも通りの生活を心がけています。ただ、コロナ禍になり、自分が意外と柔軟なことには気がつきました。精神的にも肉体的にも、実はあまり影響を受けないなって。自分は根暗だって思い込んでいたので、ポジティブな面を発見できてちょっと嬉しい(笑)。唯一のリフレッシュ法でもあった海外旅行ができないのは、ちょっと辛いですけどね。
これからの未来について思うことは?
「どんな子でも笑って過ごせる、
自由な日本になるといいな」
ジェンダーや生まれた環境など関係なく、子どもたちがのびのび暮らせる未来を望みます。たとえば娘が「女の子が好き」となった場合も喜んで受け入れたいし、彼女の自由に生きて欲しい。若い世代はオープンになりつつあるけれど、でもやっぱり100%生きやすい世の中にはなっていないのかなと思うので。ただでさえ生きることは簡単ではないのだから(笑)、どんな子でも笑って過ごせる環境作りを、私たち大人がしていかなきゃなと思っています。
Profile
AYA KANEKO
数々の女性誌で活躍する大人気スタイリスト。服の魅力と女らしさを最大限に引き出すシンプル&ベーシックな着こなしは、全日本女性の憧れの的。Instagram上でほぼ毎日更新される私服スタイル(#akcloset)も話題で、アップされたアイテムには、問い合わせが殺到することもあるそう。これまでに計3冊のファッションブックも手がけるデキる女の代表格。一女の母。
- Photo : 217..NINA
- Styling : Aya Kaneko
- Hair & Make-up : Makiko Inomata (TRON)
- Compotision : Urara Takahashi
- Design : Yui Takuma