ミースロエのものづくり
MIESROHEは必要以上に着飾ることを主義としない、
感性が優れ、自立した女性のためのブランド。
何を背景にしても一体化するようなミニマルなデザインで
ありながら、機能的かつ快適でウェルビーイングな服を
提案しています。ここで焦点を当てるのは、環境貢献を
意識したものづくりへのこだわり。
VOL.3“RECYCLE”
TWEED AND WOOL COAT
MIESROHE is a brand for sensitive and independent women who don’t dress up more than necessary. We propose functional, comfortable and well-being clothes with a minimal design that integrates with any background. Here, we will focus on our commitment to manufacturing with an awareness of environmental contributions.
80年以上前から根付いた“サステナブル”な取り組み
高い技術を持つ織物の生産地として有名な尾州地方。
その中で80年以上も前からアップサイクルなモノ作りは受け継がれています。
今回は、そんな尾州の地で作られる、サステナブルなツィードシリーズ&ウールコートをご紹介。
日本国内だからこそ出来る、質の良いTWEED。
リサイクルすることによって生まれる素材は、新たに染色・洗い・加工などを施さない元の色を活かした色合い。
上質な素材を厳選しているからこそ、肌触りの良い柔らかなTWEEDが生まれます。
廃品回収や子供会等、日本全国から集まったWOOL80%以上の古着を、
一つ一つ丁寧に、素材、色別に仕分け。
金具やボタン、タグなどの不要な付属品を取り除き、
使用できる素材のみを取り出します。
細やかな色の選別など、ここでの作業が新たに生まれ変わるTWEEDの色合い、
風合いに大きく影響してくるからこそ、
この時代にも人の手と目でないとできない作業なのだという。
細かく色ごとに選別されたWOOLを何度も機械にかけて繊維状に戻し、
職人の長年の経験により色を調合し新たな糸として成形。
80年以上受け継がれている織り機で織ることによって、
RECYCLE TWEEDとして生まれ変わります。
高品質なモノづくりでありながら、
生産過程がきちんと可視化できる信頼のおける工場との取り組みが、
MIESROHEの拘りです。
国内のWOOL100%の生産を行う工場から出る、“落ちワタ”や“糸くず”を回収し、
無地のリサイクルウール素材(レスキュウール)にアップサイクル。
色交じりの無い、無地の高品質なウール素材は希少性が高く、
リサイクル素材とは思えない滑らかな手触りも特徴的。
起毛感のあるウールコートなど、毛羽立たせて圧縮する機会・加工は
尾州地方ならではの技術。
WOOLの起毛は難しく、この地方ならではの職人のなせる技。
丁寧に作られた上質なものは、またさらにリサイクルが出来るという。
「再生可能な服づくり」が受け継がれていくことが、職人たちの願いです。
DIRECTOR’SRECOMMEND
CRAFTSMANSHIP OF MIESROHE
VOL.3