FOOD

特定原材料27品目不使用のアレルゲンフリーチョコレート

徹底した製造工程で作られているアレルゲンフリーのチョコレートを紹介します。商品のすばらしさはもちろん販売に至るまでの情熱や全てがすばらしいのです。

choco_main 株式会社アレルゲンフリーフーズ  アレルゲンフリーチョコレート ダーク choco_02原材料:砂糖、カカオマス、植物油脂、ココアパウダー、乳化剤、香料

岐阜県各務原市にあるこちらの株式会社アレルゲンフリーフーズさんは、もともとチョコレートやゼリーといったお菓子を作っている日幸製菓株式会社の社長である可児浩二さんが、「経営の一線から退いたら社会に恩返ししたい」と考え、2017年3月に社長職を退任された後、アレルギー物質がないチョコの開発に取り掛かり同じ年の8月に「アレルゲンフリーフーズ」の工場を設立した事から始まりました。

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チョコレートづくりの歴史とノウハウを生かし、設立されたアレルゲンフリー専用工場では、アレルゲン不使用の証明がされたもののみ使用し、原料調達、原料管理、製造工程、個包装作業に至るまで、アレルゲン物質を一切工場内に持込まない環境で製造されています。

そして、さらに驚くのはここからです。

工場での製造作業は午前中のみ。午前中に作業を終えることで、従業員のお弁当も持込まないように徹底。また飲み物は緑茶、水以外、持ち込みが出来ません。

ここまで厳しいアレルゲン管理以外にも、工場内においては、基本的に衛生区域、準汚染区域、汚染区域といった区域別に分けられており、特に製造現場である衛生区域では、指定された専用作業服や靴でない限り入場することが出来ないといった徹底した衛生管理。

ここまで徹底されているというのは、アレルゲンを触る事の出来ない娘の事を思うと本当に感謝しかありません。

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食物アレルギーを、単に好き嫌い、とか、食べれば慣れるといった誤って軽く誤った解釈をしている方は、驚くほど多いように思います。そういう誤解によって傷つく事、怖い経験をする事も沢山ありますが、こんなに細やかにそして安心して子供に与えられるお菓子を作ってくださっている皆様には、心からの尊敬と感謝をお伝えしたいです。

 

最後に、肝心の味ですが、アレルゲンフリーと言われなかったらわからないぐらいに美味しいです。

大人が食べても美味しいダークチョコレートです。

チョコチップにしてケーキやアイスに混ぜたり、溶かして整形したり、などのお菓子作りにも使えます。

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これは3歳の娘と作ったチョコバナナケーキです。

もちろんグルテンフリー、卵も乳も使いません。

次回はこのケーキについて書こうと思います。

 

 

 

 

 

hirona
フリーランスで活躍するヘアメイクアップアーティストで、一児の母。さらに、趣味であった料理がSNSで反響を受け、2014年からフードスタイリングなどヘアメイクだけにとどまらず、ライフスタイルにおけるトータルビューティーに関わる事を幅広く活動している。また、娘の食べ物アレルギーをきっかけに食についての知識をさらに勉強中。グルテンフリー、マクロビ、オーガニック食材など、アレルギーがあっても家族皆で食べられる豊かな食生活について発信していく。