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BABY&KIDS

#NYNZlife

ニュージーランド家族移住のこと。

こんにちは。イラストレーターのNozomi Yuasaです。

前回の記事へたくさんの反響を頂き嬉しく思っています。読んでくださった皆さん、心からありがとうございます!泣けます。

さて前回からの続きで、えいや!と家族で飛び出した日本。

ニュージーランドに初めて降り立った時、ジェットラグや疲労感も忘れる位の豊かな自然と穏やかな人々に感動したのを今でも覚えています。

オークランド空港から高速道路、CITYと呼ばれる中心地まではニュージーランドの中で一番の大都会エリア。東京や大阪の様にぎゅっとビルが立ち並び、人々はあくせくせわしなく働いている様子を想像していましたが、その想像はあっけなく打ち砕かれました。

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適度に栄えた街にはにこやかにコーヒーカップを持って歩くビジネスマンたち。ガールズトークは万国共通とばかりに噴水広場で会話を楽しむ女性たち。ワクワクしながら大きなアイスクリームを食べる家族連れ、それをにこやかに受け入れる街の人々。

100m歩いたらカフェがあると言っても過言でない程中心部にはおしゃれなカフェが密集していますが、どこもテラス席は賑わい、お客さんも店員さんもみんな微笑んでいてとても楽しそう。私たちが到着した日は休暇前の平日でしたが、それを思わせないほど街には緩やかな空気が流れていました。(私が連休前進行とか言いながらヒーヒー働いていた東京でのあの時間はなんだったのか・・・!)

そう。私はこの時(今もですが)怒ったりイライラしたり子供に攻撃的な人に一切会いませんでした。

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ランチを食べるビジネスマンの近くで息子が水遊びをしていても「楽しそうだね。君は連れ帰るのが大変だろうけど!」とちょっとのユーモアと笑顔を見せてくれました。

大量の荷物を抱えて見知らぬ地にやってきたばかりの疲弊しきっていた私たち夫婦は心がギュッと熱くなりました。

ああ、子供たちにとっての幸せって、周りの大人たちが子供らしく過ごすことを許してくれる環境だよなあ。とその時強く実感しました。

どうしてニュージーランドへ移住を決めたのですか?とよく聞かれるのですが、一番は子供が子供らしく過ごせる環境を求めていたからだと思います。もちろん日本が嫌いで砂をかける様に出てきた訳ではなく、ついた初日にホームシックになるくらい日本や日本にいる家族と友達が大好きです。でも、世界には色々な人がいて、自分たちの知らない生活や常識があるんだという事を子供たちに、子供のうちに知って欲しかったのです。

自分らしくいていいんだ!と肌で感じた息子は、滞在3ヶ月が経過した今では真冬でも裸足で走り回っています。

広大な空と青い海、ただただ広がる芝生。そこで走り回る子供たちには、もう、幸せだとしか感じません。

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ここには東京の様な便利さは無いけど、その分小さな事が大きな幸せに感じます。もちろん毎日毎日幸せだーと夢の様な生活を送っている訳ではありません笑

この時の一番の事件は家問題でした。今の賃貸物件に入るまでにホテル2軒、民泊2回を経てやっと入居できました。しかも乳飲み子抱えてのこの珍道中は今思い出しても冷や汗が出る程・・・聞けばオークランドでの家探しはとても大変な事なのだそう。このお話は次回、綴らせていただければと思います!

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このコラムは隔週火曜日に更新予定です。
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湯浅望
フリーランスイラストレーター。 水彩絵の具や万年筆を使用した、女性らしくファッショナブルなイラストに定評があり様々なブランドとのコラボレーションを展開。 国内外を問わず活動の幅を広げており、2019年からはNewZealandへ活動拠点を移す。