FASHION

【2025年】衣替えはいつする?春夏秋冬の目安やスーツの衣替えについて解説

衣替えは季節や気温の変化に合わせて、少しずつ進めるのがおすすめです。一気に終わらせると、体力的にも大変な上、急な気温の変化に対応しにくくなります。
この記事では、季気温や季節別の衣替えの目安や移行時期別のコーディネート、収納のコツまでを詳しく解説します。季節の変わり目でもコーディネートに迷わず、おしゃれを楽しみたい方はぜひご覧ください。

衣替 えをするのはいつ?気温や季節別の目安

URBAN RESEARCH ROSSO|ウォッシャブルセミシアーキーネックワンピース

衣替えの基準は季節ごとに異なります。地域によって異なりますが、季節ごとの気温や時期の目安は下記のとおりです。

季節

最高気温

目安時期

冬→春

16℃超えの日が増えたら

春→夏

22℃超えの日続いてきたら

夏→秋

20℃前後の日が増えたら

10 

秋→冬

15℃以下の日が続いてきたら

11 

 

ここからは、それぞれの季節で詳しく解説していきます。

 

冬→春への衣替え 

FRAY I.D|シアーモヘアニットプルオーバー

春物へ切り替えるのは、最高気温が16℃の日が出てくる3~4月がおすすめです。朝晩は冷えるのでカーディガンやライトジャケットを残し、日中は薄手ニットやロンTを中心に着まわすと良いでしょう。

ウール素材の服は、収納前に洗ってから防虫剤と一緒に保管すると、来季もきれいな状態を保てます。 また、春先は花粉も付きやすいため、コート類はブラッシングして落としてからしまうと安心です。

 

春→夏への衣替え

SNIDEL|バリエシャツ

夏服への衣替えは、最高気温が22℃を超え始める5~6月ごろがベストタイミングですが、梅雨の時期や朝晩は寒く感じる場合も。シアーカーディガンや長袖シャツを数枚残すと体温調整できて便利ですよ。移行期間中は、肌寒さや冷房対策に役立つ軽めのトップスを活用しながら、段階的に衣類を整理すると服選びの負担が軽減します。

 

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夏→秋への衣替え

URBAN RESEARCH ROSSO|ギャザーボリュームブルゾン

秋物を出す時期は、日中の最高気温が20℃℃前後の日が増え、朝晩が肌寒くなる 10月上旬が目安です。長袖のカットソーに薄手ジャケット、ベストなどの重ね着を増やし、夏物は徐々にしまっていきます。また、最低気温が20℃を 切る日が多くなってきたら、羽織れるシャツを準備しておくと温度調節に役立つでしょう。

 

秋→冬への衣替え

eimy istoire|【USAGI ONLINE限定カラー】コンビファージャケット

最高気温が15℃を下回り始める11月は、冬服が主役です。厚手ニットとアウターを取りやすい位置に移動させ、トレンチや薄手カーディガンは奥にしまいましょう。防寒対策になるダウンやコートは早めにブラッシングし、防虫カバーを外しておくとすぐに使えて便利ですよ。

季節別のおすすめの衣替えコーデ

気温の変化に合わせて、服装も少しずつシフトしていくのが衣替えのポイントです。ここでは季節の移り変わりにぴったりな、おすすめのコーディネートを紹介します。

 

冬→春への移行時期におすすめのコーデ

最高気温が16℃を超え始めたら厚手のアウターではなく、トレンチコートに変えると朝晩の冷えと日中の暖かさを1着でカバーできます。裏地付きデザインならニットを重ねてももたつきにくいです。Iラインが強調され、着膨れを防ぎつつ見た目がすっきりします。

2025年は、トレンチコートにも多いカーキやモカムースなどニュアンスカラーがトレンド。コーデに取り入れるだけで、一気にトレンド感がアップするのでおすすめです。

艶感やとろみのある素材を選ぶと、動くたびに軽やかな揺れが生まれ、女性らしさが引き立ちますよ。袖口にベルトディテールがあるデザインなら、ふんわりとボリュームを出すことで柔らかな印象に。

さらに、ウエストをマークするひと手間でコーデ全体に女性らしいラインが加わり、スタイルアップにもつながります。

 

春→夏への移行時期におすすめのコーデ

SNIDEL|【POLO RALPH LAUREN】カスタムフィット リネン シャツ

日中22℃を超えても朝晩は冷える春の終わりには、薄手のUVカットカーディガンが役立ちます。肩掛けすれば差し色になるだけでなく紫外線対策としても活躍。また、冷房が効いた室内では羽織るだけで体温調整できるのも魅力です。

おすすめな素材は、通気性が良いリネンやコットン。とくにリネン素材には上品な光沢があるので、Tシャツとデニムのシンプルなコーデに合わせても上質な抜け感が生まれます。淡いブルーやピンクなど、淡色パステルなら気分も明るくなり、モノトーン派にも取り入れやすい色合いなのでおすすめです。

マシンウォッシャブル仕様なら汗汚れも自宅で簡単にケアでき、長梅雨の湿気でも快適です。色違いでそろえると、着回ししやすくなるので、幅広いコーディネートが楽しめますよ。

 

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夏→秋への移行時期におすすめのコーデ 

emmi|リネン混テーラードジャケット

残暑の日差しと秋風の涼しさが入り混じる10月上旬ごろは、服装選びが難しい時期。そんな季節の変わり目に1枚あると便利なのが、リネン素材が混ざったテーラードジャケットです。

ほどよい通気性と落ち感があるため、体温調整しやすく、それでいて「きちんと感」も演出できる優秀アイテム。Tシャツやカットソーの上から羽織るだけで、大人の落ち着きが漂うカジュアルスタイルに仕上がります。

袖をまくれば抜け感は出るほか、合わせ方次第ではオフィスカジュアルにも対応できるので、ビジネスシーンでも活躍。

ネイビーやグレージュなどの落ち着いた色味は、パンツスタイルやマキシスカートとも相性抜群。足元も、パンプスやサンダルからショートブーツに替えるだけで秋ムードが高まります。

 

秋→冬への移行時期におすすめのコーデ

Lil Ambition|2way Neck Long Coat

最高気温が15℃を下回るようになると、本格的なアウターが活躍する季節。そんな時期に重宝するのが、軽やかな着心地でしっかり温かいチェスターコートです。

厚手すぎず動きやすいのに、防寒性も十分。ネックを閉じて着れば冷たい風をしっかり防げて安心感があり、前を開ければ襟元に抜け感が出て、よりこなれた印象に仕上がります。

付属のリボンベルトをキュッと結べば、ウエストにほどよい締まりが加わり、すっきり見えが叶います。 シンプルなデザインだからこそ、着回し力も抜群です。

カジュアルに着たい日はデニムやスニーカーを合わせて、きれいめに仕上げたい日はワンピースやブーツで上品に。シーンや気分に合わせて幅広く活躍してくれる、秋冬のマストアウターです。

衣替 えの方法、収納ポイント

SNIDEL|デコルテレースワンピース

衣替えをスムーズに進めるには、下記の基本の手順と収納のポイントを押さえることが大切です。

・仕分け

・収納場所の確認・掃除

・収納

ここでは、衣替えの方法や収納のポイントを解説していきます。

 

仕分け

まずは、保管する服と次のシーズンで着る服の仕分けから始めましょう。流行りでよく着ていたお気に入りの服も、翌年になれば着なくなる場合もあります。最近、着ていない服やサイズが合わなくなった服は、リサイクルやリユースに出すと無駄にせずに済むでしょう。

 

収納場所の確認・掃除

収納ケースやクローゼットが汚れていると、カビや害虫の発生につながります。服をしまう前は、掃除機でホコリを吸い取り、乾いた布で拭いてから服を収納しましょう。収納場所が清潔であれば、安心して保管できます。

 

収納

服は、種類に合わせた方法で収納することが大切です。ジャケットやスーツなどのアウターはハンガーにかけ、伸びやすいニットは畳んで収納すれば、次のシーズンまで型崩れせずに保管できます。また、湿気やカビの発生を防ぐために、収納前は服の汚れを落として乾燥させるのに加え、ケースやカバーも通気性の良いものを使用すると良いでしょう。

衣替えのコツはある?

衣替えのポイントは、一度にすべてを片付けようとしないことと、収納グッズを活用して作業を効率化することです。これらのコツを押さえれば、衣替えのストレスが軽減され、毎シーズン快適に乗り切れるでしょう。

 

1日で終わらせようとしない

衣替えを一気にすると、時間がかかるほか、体力的な負担も大きくなります。2~3週間ほどの移行期間を設けて少しずつ進め、作業を分散させましょう。少しずつ進めることで、急な寒暖差にも柔軟に対応できます。

 

収納グッズを上手く使い分ける

収納グッズを使い分けると、衣替えの手間が軽減します。たとえば、引き出しケースは季節ごとに収納する段を決めておけば、段を入れ替えるだけで衣替えが完了します。

また、奥行きのあるクローゼットにはキャスター付きのケース、高い棚には布製ボックスを使えば、出し入れがぐんと楽に。さらに、ケースに中身についてラベリングしておけば、必要な服が見つけやすくなり、次の衣替えもスムーズになるでしょう。

衣替 えの注意点

SNIDEL|ノースリボウタイブラウス

衣替えをする際の主な注意点は下記のとおりです。

・晴れた日に湿気対策しながら進める

・汚れは完全に落として乾燥させる

・防虫・型崩れ対策で美しく保管

ここからは、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

 

晴れた日に湿気対策しながら進める

衣替えを雨の日にすると、クローゼット内に湿気がこもり、カビや臭いの温床になるので注意が必要です。

作業中は窓や扉を開けて風を通し、衣装ケースは乾拭きしてから使用しましょう。湿気が溜まるのを防ぐ除湿剤は、クローゼットの四隅やケースの底に置くと効果的です。

 

汚れは完全に落として乾燥させる

洗濯後は洗剤が残らないようしっかりとすすぎ、陰干しで繊維内部まで乾かすことが鉄則。湿ったまま収納するとカビが発生しやすくなるので注意が必要です。

特にウールやシルクなどは特に湿気に弱いので、しっかり乾燥させてから収納しましょう。完全に乾いたら、通気性のある不織布カバーに入れてクローゼットにしまいます。

 

防虫・型崩れ対策で美しく保管

防虫剤はガスが上から下へ降りるため、畳んだ服の一番上に置きましょう。クローゼットでは等間隔に吊り下げタイプを配置し、週に数回扉を開けて換気します。

また、ハンガーを使用する際は型崩れを防ぐため、コートやジャケットの肩幅に合うものを選ぶことが大切です。ただし、ニットはハンガーにかけると伸びやすいので、畳んでしまうのが基本。

厚手のものを下、薄手のものを上に重ねれば、重みで潰れるのも防げますよ。

衣替 えに関するお悩み解決

FRAY I.D|シークインフラワーオフショルドレス

衣替えによるシワは、収納前の畳み方とアフターケアで軽減でき、厚手服は空間を区切る収納グッズや圧縮方法の工夫で解決します。以下で、それぞれの悩みの解決方法を見ていきましょう。

 

シワに関するお悩み          

ブラウスやプリーツスカートは吊るし収納でシワを回避し、Tシャツやパンツは立てて入れると重みが分散してシワがつきにくくなります。ケースの中は八分目までの収納を守れば、通気性を確保できるためと圧力ジワも防げますよ。

 

厚手のものがかさばる

ロングコートやダウンは肩幅ハンガーで吊るし、裾は2本目のハンガーで持ち上げれば型崩れせずにスペースの節約ができます。クローゼットの奥の収納にはキャスター付きケースを活用し、手前に当季アイテムを配置すれば出し入れが格段に楽になります。

季節ごとに衣替えをした方が良い理由

季節ごとに衣替えをしたほうがいい理由として、下記が挙げられます。

  • 体温調節がしやすくなる
  • 服の寿命を延ばすことにつながる
  • 無駄遣いを防止できる
  • 服をスムーズに選びやすくなる

季節にあわせて服装を切り替えることで、体温調整がしやすくなるため、熱中症や冷えの防止につながります。また、オフシーズン中は適切に保管すれば、生地が紫外線や汗、虫から守られるため、服が長持ちしやすくなるでしょう。

さらに、年4回の定期的な仕分けによって不要な服が把握しやすくなり、無駄な買い物を避けられるのもメリットです。 服を探す時間や選ぶ手間も減るため、朝の支度もスムーズになるでしょう。

まとめ

衣替えは、季節を快適に過ごすための大切な習慣です。気温を目安に段階的に進めれば、急な寒暖差にも慌てず対応できます。収納の工夫やお手入れを意識するだけで、お気に入りの服をきれいなまま長く楽しめます。移りゆく季節の中でも、 あなたらしいスタイルで着こなしを楽しんでください。

USAGI MAGAZINE編集部
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