現実とか、苦しいこととか、悲しいこととか
ぜんぶいらない。
女の子は可愛い服さえあれば、いつだって現実を忘れられる
どうしようもなく幸せな”生き物”。
夢みたいな服を纏い、鼻歌でも歌いながら
曖昧な現実に生きていたい。
いい心地だけ摘みながら
そっと目を閉じて、白昼夢の中へ。
ありったけの愛と儚さをかき集めて
夢から覚めて、さあまた夢の中へ。
品行方正なニットトップスには、
淑女なグレースカートがお似合い。
シアーなソックスとハートのバッグで
ラブリーをほんのり薫らせて。
レトロシックなガーリームードで
見る者すべてを虜にするの
私を見たことのない現実へと誘うのは、
着慣れた服と、ちょっとの勇気。
淑女の肌見せには、ロマンティックが不可欠。
ちょっぴりローに履いたデニムから
透き通るような素肌をのぞかせて。
胸元の真っ白なバラに、願いを込めて・・
私を非現実へと誘って現実へ返さない、
罪なドレスをまとって浮かれて。
一度纏えば、気分までもが昇華される
圧倒的ピンクのシフォンディテール。
動くたびにころころと表情の変わる
ドレスの様は、私の心模様みたいでしょ?
いつもとは違う自分を楽しむことも、必要。
ハンサムな私を演出するには、
グレーの力を借りてみない?
キッチュなリボンシューズやピンクバッグで
遊び心を忘れずに投入。
現実と夢のはざまをのびのび行き来しよう
女の子が成長するたびに身につけるのは
ちょうどいいロマンティックの匙加減。
動くたびに、忘れられない
残り香を残す私でいたい
デニムスカートのタイトなシルエットと
ホワイトフリルトップスで
甘さとロマンスを自在に操って。
肌触りのいい夢見心地な少女で、生きていく。
浮き足立つくらいの幸せな妄想で
現実離れした思考回路で、ちょうどいい。
胸元には可愛い猫を宿して
バッグでふんわりをプラス
photo Tami Kanamori
movie Mirei Kuno
styling Kotomi Shibahara
hair & make-up Kenji Takagaki
model Alissa Yagi